当館は大隅企業創業者の故 大隅健一(2008年没)が収集した郷土ゆかりの書画を展示公開する施設です。大内文化と幕末維新の歴史の町−山口市のお役に立てばと、平成8年(1996)5月に開館しました。 「山口の先人の足跡をたどる」を基本方針とし、幕末維新を中心とした書画、刀剣、長州つば等を常設展示しています。また、年に3回程度の特別展を開いています。 当館の特色は、維新にふれて頂く場であること、担当者が応対し、説明したり、お話しする「歴史サロン」であることなどでしょう。
大隅健一のまなざし 〜山口の書画と工芸〜 2014年3月7日(金)〜5月6日(火) 2013年4月閉館の当館館蔵品が山口市歴史民俗資料館で公開!(感謝) 大内氏時代の和歌短冊や雲谷派の絵画、維新の志士らの書跡など、山口の歴史を愛した故 大隅健一氏のコレクションが一挙展示されました。
おおすみ歴史美術館開館以来17年間副館長として従事いただいた、江戸康尹さんが2014年2月にご逝去されました。 山口の歴史・文化への深い造詣とその人となりで、来館者一人一人に丁寧かつアカデミックな説明で多くのファンを得ました。 ――少にして学べば壮にして成す 壮にして学べば老にして成す 老にして学べば死しても朽ちず 佐藤一斎の言志四録の一節にふさわしい江戸氏のその人となりは、いつまでも私達の心の中に遺されていくことでしょう。 ファンの皆様、ありがとうございました。